村上春樹通販大特集           

  
村上春樹に関する通販商品をご紹介しています。











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辺境・近境 (新潮文庫)
価格: 500円 レビュー評価:4.5 レビュー数:26
 本書を読んで、ここと同じ辺境なり近境に行ってみたいと思う輩はまずいないだろう。あくまでこの旅行記は作家ハルキ・ムラカミの独断と偏見に拘ることに過ぎないからだ。特にアメリカ横断、こんなアメリカ、行きたくもなければ見たくもない。「世界ふれあい街歩き」ではないのだ。

 とはいっても、讃岐のうどん屋紀行だけは、うどん好きな私にはためになる企画であった。21世紀の現在、ここに紹介されたおうどん屋さんがまだ残っていればいつぞやは行ってみようかなと思う。

 それと旅のまにまにムラカミが読み綴るいくつかの書物が、ブックガイドになって興味深い。そのなかで、
レキシントンの幽霊 (文春文庫)
価格: 480円 レビュー評価:4.0 レビュー数:40
今や国民的、いや世界的人気作家(?!)としてまつられている春樹さんだが、2000年以前に書かれた、こんな雰囲気の作品群が一番好きだったかもしれない。すでにアメリカ在住だったためか、翻訳物の香りがする表題作。そして、哀しみが横溢する「トニー滝谷」、夢でうなされそうな「七番目の男」…… 。最新の自選短編集のタイトルは、「めくらやなぎと
眠る女」らしいが、この短編集に収録されている「めくらやなぎと、眠る女」とは違うバージョンなのだろうか。再読して、ほんの少しずれた世界の奥深くへ、真摯に切り込んでいこうとする姿勢を思い出した。
ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)
価格: 620円 レビュー評価:4.5 レビュー数:8
1984-86年(村上氏35-37歳)に雑誌「クラッシィ」に掲載された25のエッセイ。

特に気付きを与えてくれるというのでもなく、村上春樹的なユニークな視点で捉えた事象が淡々とまったり&ゆるりとしたかわいらしい安西水丸さんの絵の伴奏付きで描かれてます。

「ゆるい時間を過ごしたいなぁ」なんて時にはお薦めできると思います。でも、自分がこの先果していつ読み返す時が来るのか、、、
村上春樹 イエローページ〈3〉 (幻冬舎文庫)
価格: 800円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1
混乱する人がいると思うので単行本との関係を説明すると、
これは荒地出版社から出た『村上春樹イエローページPart2』の文庫版です。
「Part1」は2分冊で文庫になったのに、今回は1冊にまとめられています。
(だから、ちょっとややこしい)
扱われている作品は『アンダーグラウンド』『約束された場所で』『スプートニクの恋人』
『神の子どもたちはみな踊る』『海辺のカフカ』『キャッチャー・イン・ザ・ライ』。
文庫化にあたって『アフターダーク』から最新作『1Q84』第1部・第2部を踏まえた加筆が随所に施され、
「まえが
村上春樹にご用心
価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:20
村上春樹の学術的書評、としては読まない方がよいのかもしれません。
ブログやこれまでの文章を元に再構成をされたものたと思いますし、
あくまで、内田樹のエッセイのひとつととらえた方がよいでしょう。

「平易な言葉で新たな視点を提供してくれる」というのが、
内田樹の著作の、わたしにとっての醍醐味です。

本書も例にもれず
「村上春樹」というピンポイントのテーマをもとに、
「村上春樹という人・著作」に限らず、現実の様々なことを考えさせてくれる良著です。

これまで村上春
使いみちのない風景 (中公文庫)
価格: 540円 レビュー評価:4.0 レビュー数:12
3編のショート・エッセイと写真。「使いみちのない風景」はそれ自体には意味がないが、我々の精神の奥底にじっと潜んでいる原初的な風景に結びついていて、意識の深層にあるものを覚醒させ揺り動かそうとする、という。そんな風景がきっかけでできたのが、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と『ノルウェイの森』だという。短い文章は洗練されている。どこか外国の屋外で読みたい。
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
価格: 380円 レビュー評価:3.5 レビュー数:25
 「遠い太鼓」「雨天炎天」など村上春樹さんの紀行文は、旅先の景色や食べ物など目に見えるものだけではなく、空気、旅行先の人々のぬくもりなど見えないものまで伝わってくるようである。

 この「雨天炎天」は女性は決して入ることができない、ギリシャ正教の聖地アトスの修道院を旅するお話が中心となっている。著者はアトスのことを「こちら側の世界とはまったく違った原則によって機能している世界」と表現しているが、著者代表作の一つ「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の世界観を思い出した。
さよなら、愛しい人
価格: 1,785円 レビュー評価:4.5 レビュー数:13
 村上春樹が「The Long Goodbye」に続いて「Farewell, My Lovely」を翻訳した。熱烈なチャンドラーファンの私も早速読んだ。日本人のほとんどのチャンドラーファンは英語に堪能な人を除けば、清水俊二の翻訳を通じてその作品に親しんでいると思う。私も例外ではない。つまりこの村上訳も清水訳と比較される運命にある。結論から言うと村上訳は清水訳に惜敗である。

 まずタイトルの「Farewell, My Lovely」を「さらば愛しき女よ」とした清水訳は、ちょっとマヌケな村上訳のタイトルを見るに及んで、さりげないが凄いセンスであることが今になってよく分か
ノルウェイの森〈下〉
価格: 1,365円 レビュー評価:4.0 レビュー数:39
この作品には、心療病棟、自殺、失踪とういくらでも暗く深刻にすることができる要素があふれているのだが、読後は重々しさがなく、喪失の切なさのみが残った。結局、主人公の周りの自殺していった人々、その死に直面した時の苦しみも、振り返れば「過去」でしかない、そして過去の記憶は望もうと望まないと誰もが喪失していくということだと思う。 青春のはかなさや切なさを描いた傑作である。 また、派手な仕掛けはないのに、この作品の舞台の1970年前後の熱さとけだるさが混沌としている雰囲気を読者に感じさせることに、村上氏の技巧の高さがある。
翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)
価格: 777円 レビュー評価:4.5 レビュー数:19
あぁ、おもしろい!読んでよかった!「キャッチャーインザライ」読んだ人は、絶対、読んだほうがいいですよ!おもしろい!

1冊丸ごと「サリンジャー&キャッチャーインザライ」について、書かれた本です(笑)

小説家・村上春樹と東京大学教授・柴田元幸による、2度にわたる対談と、2人の「あとがき」が、本書の内容です。これで、この価格は、、、お買い得☆

村上春樹の「キャッチャー」に対する熱い思いが、伝わってきます。

「簡単な言葉で、深い真実を語るんだ、というサリンジャーの姿勢が、キャッチャーインザライとい
カンガルー日和 (講談社文庫)
価格: 470円 レビュー評価:4.5 レビュー数:22

知り合ったのは中学生...村上春樹を知るきっかけになった本☆

短編集で不思議な世界観にのまれ、はまりました↑なかなか理解までは...
パン屋再襲撃 (文春文庫)
価格: 490円 レビュー評価:4.0 レビュー数:29
 初期の作品集だ。いやな男が描かれているが、たぶん村上はこの作中人物がいやな奴であることを意識している。自己嫌悪のようなものが漂っている。「象の消滅」にしろ「パン屋再襲撃」にしろ、物質として現実に存在するものを信頼していない。それはいつか無くなるものだし、だとすれば今目の前で消えてしまっても何の不思議もないものなのだ。
 人の関係だって、だから真面目に永続的な関係なんて結ぶ気になれない。永続的な人間関係だって?という具合だ。だから世界を確固たるもののように不安げのない笑みを浮かべるワタナベノボルを、こんなにも憎むのだろう。
最終更新日:2010年01月17日

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